ビルベリーって本当に目に良いの?
結論から言いますと、目に良いです。
「ビルベリーにはアントシアニンが、たくさん含まれているので目に良い。」ということをご存知の方もいらっしゃいますが、何故ビルベリーやアントシアニンが目に良いのかご存知でしょうか?
ここではビルベリーの効果や、アントシアニンのメカニズムを簡単にご説明しています。
ビルベリーをもっと詳しく知る。
ビルベリーは、150種類以上あるブルーベリーの中の一つです。
昔からブルーベリーは「目に良い」といわれてますが、これは、目の健康に重要な成分「アントシアニン」という成分を多く含んでいる為です。
ビルベリーは、他のブルーベリーに比べて、このアントシアニンの量が【5倍】も多く含まれている為、「ブルーベリーの王様」と呼ばれています。
どうして、ビルベリーは他のブルーベリーよりもアントシアニンが多いの?
それは、ビルベリーの産地、北欧フィンランドの気候が関係しています。
フィンランドでは、夏の間、一日中太陽が沈まない「白夜」が続きます。
ビルベリーは、この沈まない太陽の紫外線から自らを守る為に、大量にアントシアニンが作られるのです。
ビルベリーにまつわる豆知識
ブルーベリーのアントシアニンが一躍有名になったのは、第二次世界大戦中のある出来事がきっかけでした。
あるイギリスの空軍パイロットは、ブルーベリージャムが大好物で、毎日のように食べていました。
夜間飛行に出かけたパイロットは、「暗闇でも景色がはっきり見えた。」と言います。
この証言を元に、イタリアとフランスの科学者は、研究を開始しブルーベリーに含まれるアントシアニン色素には、目の働きを助ける効果が、あるとわかりました。
こうしてブルーベリーが目にいいと言われるようになったのです。
ビルベリーの効果
以下より、ビルベリーの代表的な効能を紹介しますので、ご確認下さい。
目の疲れを緩和します。
目を酷使すると、目から脳への情報伝達過程を、つかさどる「ロドプシン」という
タンパク質の合成が間に合わなくなります。
合成が遅れることで、目がショボショボしたり疲れてきます。
このロドプシンの合成を助けるのが、ビルベリーのアントシアニンなのです。
糖尿病にもアントシアニン
糖尿病の原因は、脂肪や内臓脂肪の蓄積が原因となります。ビルベリーのアントシアニンは、内臓脂肪の蓄積を防ぐ事ができ、血糖値の上昇を抑えることができると言われています。
海外では医薬品としても活躍!
イタリアで初めて医薬品として製造が承認されたのが1976年です。
その後もヨーロッパをはじめニュージーランド、韓国など多くの国で医薬品として利用されています。
花粉症対策にビルベリーに期待
ある動物実験では、花粉症のアレルギー物質のヒスタミンの量を抑えるとの、報告があります。
詳しい臨床結果はありませんが、今後花粉症にも効果的だとの実証が期待されています。
ビルベリーの育て方
初心者でも育てやすく、ブルーベリーと同じような栽培法で育てる事が出来ます。
ビルベリーは寒さに強く、強健で育てやすく、初心者でも簡単に育てる事が出来ます。
自家受粉をしますので、一本でも結実が可能です。
また鉢植えでも育てられますので、マンションのベランダでも育てる事が出来ます。
ビルベリーに副作用はあるの?
通常の食品に近い成分ですので、食経験もあり、安全性が高い成分の一つです。
これまでも、特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。
他の医薬品との相互作用についても現在は報告されていませんが、何らかの医薬品と同時に摂取する場合には、主治医と相談する事を推奨します。
サプリメントの選び方
様々な商品が、様々なショップで販売されているサプリメントですが、しっかり選び逆に健康被害に合わないように注意が必要です。
以下の点に注意してサプリメントを選びましょう。
- 天然の原材料を使用しているか?
- 防腐剤、添加物は入っていないか?
- 価格は適正か?
- 信頼できるメーカーか?